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カタログレンズで広角レンズを設計する。

 

遠景をセンサー面に投影する為の光学系をカタログレンズで構成したいと思います。

魚眼レンズや超広角レンズの配置構成は、有名なカメラメーカー様の光学配置を見ると、全てカスタムのレンズなので、コストが高くなってしまいます。そこで、構成枚数の少ない超広角レンズで対称系を有するヒペルゴン(Hypergon)※の2枚構成で検討することにしました。

※参考書 引用「光学機器大全」、著者吉田正太郎先生 P.132

 

全体図

CAT_FISH_レイアウト.bmp

レンズ部の拡大図

CAT_FISH_レイアウト2.bmp

この数値を見ると、これほどのメニスカスレンズの形状はカタログレンズにはストックされていません。国内、海外のメニスカスレンズを取り扱うメーカ様は下記の6社になります。

 

 日本国内

ソーラボ・ジャパン(株)   8種類  材料 N-BK7

 海外

Comar             4種類  材料 SF11

CVI Melles Griot     17種類  材料 N-SF8,N-BK7

Ealing            18種類  材料 BK7

LINOS PHOTONICS      4種類  材料 N-BAK4,B270,N-ZK7

51種類のレンズからZOSを使って、11種類の組み合わせを得ることができました。

その中で解像力が良いレンズを下図に示します。

 

組合せレンズその1(LE1076 ソーラボ・ジャパン製カタログレンズ)

Ø2" N-BK7 Positive Meniscus Lens, f = 100 mm, Uncoated 税抜き ¥5589円

LE1076_レイアウト.bmp

部分拡大

LE1076_レイアウト_2.bmp

合成焦点距離   f(λ587.56nm)=64.76mm

バックフォーカス Bf(λ587.56nm)=40mm

Fナンバー    F/ 11.2

 

ZOSの機能に画像シミュレーションがあるので、元画像として某スタジアム前にて撮影した画像を登録して画像シミュレーションを行った。その結果を下図に示します。

この写真は千葉ロッテマリーンズの観戦へ行った時に撮影した画像です。

 

幾何光学収差を考慮した場合

画像シミュレーション2幾何.jpg

回折を考慮した場合

画像シミュレーション_回折.jpg

このように、画角が広くなりますが、COSΘ4乗則により周辺光量が少なくなります。

さあー、カスタムレンズで設計するもの良いですが、カタログレンズで構成してみるのも面白いと思います。

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